タフプロジェクトのブログ

今回のイベントで

認知症の歌を歌います。

僕は現在、高齢者福祉の相談員をしています。

今まで　様々、介護に対して悩まれている方の相談にのらせて頂きました。

どの家庭も、やり切れないほどの悲しい、苦しい悩みを抱えられていますが、

その中で、ある夫婦のことを自分が歌にしてみました。

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夫婦二人暮しで、夫が認知症を患い。

妻が介護をする。

妻は物を忘れていく夫にやりきれなさを感じ

夫は忘れていく恐怖と不安と苛立ちと戦い

しだいに症状が進行していく夫。

夫の目の前で起こる、様々な出来事で

夫は妻に激しく当り散らす。

時には妻を追い出し、妻を追い回し

徐々に排泄も自分で出来なくなって、

あんなに好きだった、日曜大工、釘の1本も打てなくなり、

妻や子供のことも忘れていく。

妻はこれから先、夫とは思い出を共有できない悲しみにふけ

どうしようもない　孤独に打ちのめされる

ある晩、今夜だけは泣かせてと、攻め立てる夫の前で妻は泣き

夫は「ごめんね　俺が悪かった」と、同じく泣く。

みんな苦しんでいる。

だからこそ妻は気付いた。夕日や大地が美しいと感じる意味が分かった。

限りある人生だから　とても儚く美しいものだと。

妻は決心する。

私をあなたが忘れても　私があなたを忘れるまで

私は生きていく。

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介護は言葉では語れないほど　大変です。

今回のイベントでこの歌を歌います。

少しでもお客さんの心に届くように

精一杯歌いたいと思います。